新刊ラッシュについて思うこと

1990年代は私の生まれる前だから、これは人から聞いた話。

ほら、私て、17歳でしょ? ね、生まれる前なわけ。

うん、色々と突っ込みたいと思うけど、聞こえない振りをするから。

・・・生まれていました、存在しててごめんなさい。

バブルが弾けたりしてね、色々と世の中が変わったわけだけど

本屋さんでも、ある大きな流れが起きていたの。それは・・・

オカルト雑誌の廃刊ラッシュ。

もうね、1990年代に掛けて、次々と無くなっていったの。

確か、トワイライトゾーンは、バブルが弾ける前に見なくなったし

マヤはもう少し遅かったけど、世間が大騒ぎしてた辺りだった気がする。

今では、ムーだけ・・・

何でなのか、振り返っても不思議なのよね。

だって、バブル後、出版業界では、新雑誌の発刊ラッシュが始まったから。

まあ、不思議な業界なのよ。普通、売上が減ったら、逆のことをするでしょ?

トワイライトゾーンとかマヤを廃刊したように、合理化を進めるのにね。

ところが、返本のことでふれたけど、出版社には

本を発行した時点で、取次から、一旦お金が入って来て

売れずに返本されてくるまで、タイムラグがあるから、その前に

他の本を、返本される見込み以上分、発行したら、見掛け上

出版社は取次へ、お金を返さない形が取れる。

これを利用すると、売上が減った分、新しい本を発行し続けたら

見掛け上は、減った分をカバーしている形が取れるの。

もちろん、これは赤字の先延ばし。物を売って稼ぐのではない

ただの、数字上のお遊び。

1990年代に、新しい雑誌が次々と発刊したのは、読者のニーズでなく

このお遊びのため、と当時からすでに言われていたの。

だから、出版不況と言われている今、もっとも減少激しいのは、雑誌の売上。

インターネットの普及が原因と言われるけど、根底にはこんな問題を抱えていたの。

読者のニーズ以上の量を出されても、消費されないて問題。

小説でも、数年前から新刊ラッシュが起きていて、まず新しい賞が増えた。

これは、無名の新人の本は売れないから、との理由が付けられているのだけど

受賞作後、二作目が出ない人が増えているのよね。

受賞作の評価で良く見掛けるのは、え、これで受賞? との言葉。

作品の内容でなく、受賞者のプロフィールで選んでいるとまで言われているの。

例えば、他の分野で名前が売れている人とか、最年少とか、人の目を引くプロフィール。

それはホントに、力のある新人に箔を付ける為と言えるのかな?

現に、とある賞は、受賞作の内容が余りにもアレだったので、やらせと評判が立って

賞が廃止になったほど。

それと、新しいレーベルが次々と出来たのよね。

小説は売上が減少していて、読者のニーズが増えているとは、言いにくいのに

新しいレーベルが増えたことで、ずばり新刊の出る数が増えたの。

それでも、売れているのなら良いのだけど、う~ん、どうなのかな~

作家さんとかのSNSを見ていると、増刷が全く掛からなくなった、と良く見掛けるの。

出版社に控えて貰いたいな~ と思うのは、読者のニーズでない新刊ラッシュ。

買う側のお財布事情が、年々厳しくなっているのだから

次から次へと新刊を出されても、買えない。

雑誌でもそうだったけど、内容の薄い物が増えることになって、次第に読者が

他のメディアへ離れてしまう。

次から次へと新刊が出ると、棚をドンドンと空かさないといけないから

一つの作品が本屋さんに置かれる期間は短くなって

ホントに良い作品が、読者の目にふれにくくなる。

結果は、減っているキャパが、細分化してしまい、一人一人の作家さんへの分配が減って

作家不況と名付けたくなる状況に・・・・

出版社よりも先に、作家さんが根を上げそう、と言うより上げている。

小説家の9割は、兼業。それだけ、手間に対しての見返りが少ないのよね・・・

まあ、これは小説家だけでなく、マンガ家さんも、同じ状況らしいの。

電子化は、作家さんへの福音ではなさそうだし・・・

作家さんになりたい、て人が減ったら、それは面白い作品が少なくなること。

せめて、プロになったら、専業で食べれる状況が必要なのかも。
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(y^ω^)yこんばんは~☆

(y^ω^)y この返本のネタ面白いです!

(y^ω^)y 本の担当をコンビニでやったことあるんですが、基本返本ですものね、あの付録付きのファッション誌、付録くくりつけるの面倒なのに、さらに返本時にはずすので、本当にめんどくさかった。単行本もほとんど売れなくて、

(y^ω^)y だから、お話を聞いて深くナットクしました。いやな世の中ですね。

Re:匠石 戒丘 様

楽しんで頂けましたか、良かったです。

雑誌に関しては、この制度のこと以外で、広告料が絡んで来ていたのです。

広告を売り込むためには、発行部数が大事。でも思ったように増やせない。

なら、次善の策として、どうするのでしょうね。

出版不況は、広告収入の減少も大きいと言われています。

マンガ本の累計発行部数がすごい作品も、そうなのですけど

雑誌は、どんな人が買っていたのか、不思議に思いません?

読まないのに買う人たちがいるのですよ。
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