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経済学って信用できるの?

三連休なのに、休日出勤でした~

忙しいのは良いことなのか、どうなのか微妙です。

今日はみかんを食べて、体の中を癒して。

明日は温泉へいって、外から自分を癒そうと思います~

楽しみです♬

でもですね、日本人は将来というか、今の状況をどう思っているのでしょう?

私は心配です。なにを?というのは、言葉に騙されているのでは?と心配です。

グローバルだの、キャピタルゲインだの、バランスシートだの。

そういう良くわからないけど、何だか意味がありそうと感じる言葉。

そんな経済学の言葉に騙されているのでは?

私が経済学の教授から、まっさきに教わったことがあります。

それは「経済学は学問ではない」という、衝撃的なことです。

なぜかというと、研究した結果が、将来も通用するとは限らないから。

とのことでした。

これは物理や化学とは違い、経済のルールは人間が変えられるためです。

野球やサッカーなどのスポーツと同じです。

これらのルールも人間がつくったもの。

ルールが変われば、戦術も変わる。経済もそれと同じなため……

研究している人自身が、経済学は学問ではないと虚しくいってしまうのです。

まあなので、経済学の小難しいことなんて、わからなくてもOK!なのです。

ルールが変われば、役に立たなくなるのですから。

大事なのは、どうしたら私たちの生活が楽になるのか? それだけです。

ネット上で、バランスシートがあ~とか言っていて、それを答えている人はいます?

がんばればとか、自己責任とか。なんだか精神論ばかりではないでしょうか?

それって、大戦時の日本と同じ。では、結果はどうだったのです?

敗戦ですよね。つまり、精神論ではダメなのが、国際社会ではないでしょうか?

それでも、経済のルールが変わるはずない!とかいう人もいると思うのです。

でもですね、戦後から何度も経済のルールは変わっているのです。

アメリカは世界一の経済大国。そんなイメージがあるはずです。

だけど、アメリカの経済は戦後だけでも、何度も破綻してきました。

そのたびに、経済のルールを変えて、ツケを日本など他の国に払わせています。

例えばですね、紙幣の価値。

実はドルの信用って、破綻してしまったのです。

戦後、各国の経済が復興してきた上、ベトナム戦争の財政出費で……

アメリカの経済がいきづまり、ドルの価値が下落。

ドルの信用は破綻してしまったのです。

そのさい、アメリカはドルの切り下げをおこないました。

どういうことかというと、各国は貿易するために、ドルを保有していたわけです。

例えば、1ドル=350円だったとします。

これは、350円をアメリカに払って、1ドルをえる。そういう意味なわけです。

ところが切り下げて、1ドル=250円にされたとしたら。

もっていた1ドルは250円分の価値になってしまい、100円の損なわけです。

逆にアメリカは、100円分の得をえたことになるのです。

こうしてアメリカは経済のいきづまりのツケを、各国へ払わせてきました。

これは二度おこなわれています。

1971年のスミソニアン協定。

1985年のプラザ合意。

こう何度もツケを払わされているのですから、日本の経済が失速するのも納得です。

まあ、こうしてドルの信用はなくなってしまったのですが、では今どうしているのか?

それは中東の石油を買うのを、ドルでしかおこえないと決めたのです。

ドルを信用というか、仕方なしに各国はドルを買う。そんな形になっています。

だからアメリカが、中東での覇権にやっきになるのです。

イラクへ戦争をしたのも、最近イランへ因縁をつけているのも、ぜ~んぶこのため。

中東の石油をアメリカが握っているから、ドルが成り立っているのを守るためです。

こうしてみると、複雑そうに思えた世界情勢が、簡単にみえると思うのですよ~

また私がアメリカの経済を信じていないのも、これらのことからです。

戦後、何度も経済のルールを変えることで、アメリカは破綻を回避してきた。

それは西側唯一の大国だったから、できたことです。

ところが今はちがいます。

世界経済には、中国や復活してきたロシアの二大国が参入しています。

そのため強引なルール変更をしたくとも、この二国がNO!といい、封じられています。

そもそも、すぐいきづまってしまうアメリカの経済システムが悪いと思うのです。

それを変えずに、ODAを通してアフリカなどから搾取したり。

TPPなどと称して、自分に有利な経済ルールを押し付け、やっぱり搾取したり。

これでは、破綻するのが目にみえていると思うのです。

だって搾取先も、無限にあるわけでないですもの。

少なくとも将来性は低いです。あるのかな? ないような気がする……

だから私、アメリカ式の経済は信用していないのです。

それとアメリカ発の経済学の言葉を信用していないのも、このためです。

破綻してしまう経済の論なんて、なんの価値があるのでしょう?
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私たちを苦しめているのは、何?

最近、天気がコロコロ変わっていますね。

そのせいか、なんだか怠いです。

明日、温泉へいったら、そのまま寝ちゃいそうです。

おやすみなさい~

おっと、まだ書くことがありました。

前回、いつもと感じをかえてみました。

何ていうのでしょう? 右派な人たちって、いくつか悪い点があるのです。

まずですね、左派をとにかく否定したいだけになっている点。

次に、隣国の脅威に勝ちたいからと、視野が狭くなっている点です。

そのせいで、大事なことを忘れています。

何で、国を守ろうと思ったのか?です。

それって、自分たちの生活を守るためでは?

つまりですね、多くの人の生活を守るのが目的だったのに……

勝ちたい気持ちが強すぎて、勝つためなら、多くの人の生活が悪くなっても……

仕方がないこと、と最初の目的から外れているのです。

だから、中国の経済支援のほうが影響力を強めたのに、見逃しているとか。

足元を疎かにしていても気付かないのです。

そこは悪い点だと思うのです。

モザンビークの件は、これってアグリビジネスなのです。

リーマンショック後、行先をなくした資本が、食料のほうへながれました。

だからモザンビークなどのことは、日本の食料事情のためではないのです。

あくまで、投資家のためにおこないはじめた事業です。

プロサバンナ事業では、三井物産がメインの企業のようですが、どうも変です。

この事業ははじまってから、すでに10年ほどたっています。

ところがですね、モザンビークからの食料(※)の輸入量がどうなっているのかは……

不明瞭なのです。

企業内のこととはいえ、税金を投入されてのことですから、秘匿するのは変です。

そもそも、国が買おうとする現地の土地を、何で投資家のほうが先におさえられたのか?

そのことを考えても、投資家のためにおこなっていると言えます。

私たちの税金がどこへいくのか?といったら、プロサバンナ事業のように……

ODAなどを隠れ蓑にして、投資家や企業へとながれている。

これは右派の人たちにとっても、抗議しなくてはダメな点では?

日本の食料事情は改善されない。税金が日本国内に還元されない。

これでは違うものにかけたほうが良いのでは?

それに、このような経済支援の形では、各国への影響力はどうなるのでしょう?

モザンビークでは、日本の事業のせいで、現地の人たちから訴えがあがっています。

大規模農業で儲けようとしたら、機械化をすすめることになります。

それは、農作業する人員の数をへらすことになるのです。

かの地の農業は、自分たちが食べる物をつくり、余剰を市場で売り、魚などを購入。

そうした自給自足な形でした。では、土地を奪われたらどうなります?

生きていく術がなくなってしまうのです。

そうしたことから現地の人たちが、なんとかお金を工面し、日本へ陳情しにきています。

私が知っているだけでも、数年ほど間隔をあけて、すでに二度ありました。

大臣は官僚へ改善するよう指示をだしたことになっていますが……

官僚がうごいた様子はなく、事業に変化はまったくみられません。

民主党のころに、官僚が指示を無視するのは、政権をうごかす力量がない!

とか右派の人たちは、さわいでいました。ではこれって、何だと説明するのです?

ただ左派を否定したいだけというのは、こういう点なのです。

そもそも自民党にも、官僚を制御できる力量はないのです。

官僚が政治家を制御している。

政治勉強会などを主催しているのは官僚なのですもの。

まあ、こんなことをしていたら、モザンビークでの日本は憎むべき敵となりえます。

また、ODAは昔からこうした形でしたので、いくら経済援助をしても……

各国の人たちから、何もされていない扱いされるのは、仕方ないのでは?

東南アジアでの影響力も、お金の切れ目が縁の切れ目とばかりになっています。

中国へとコロっと転んでしまうのは、日本がこうしたことをしていたからです。

各国の感情は良くなかった。そういうことなのかも……

何故、民営化をすすめ「小さな政府」へとかわったのに、維持費が減らないのでしょう?

小〇政権のときに、民営化をして税金は安くなりましたか? 逆に高くなりましたよね。

高齢者が増えているせいだとしていますが、投資家や企業へばら撒いているのは……

無駄に税金を増やすこととは、何故思わないのでしょう?

私たち庶民を苦しめている相手は、高齢者やグローバルや隣国などではなく……

もっと違うものだと思うのです。



モザンビークの事業では主に「大豆」を生産しています。
ちなみに現地の人は大豆を食べません。
このため、大掛かりな加工工場は必要とされず、現地の人の新たな雇用先は農地のまま。
土地を奪われた人すべてに、新たな雇用先が用意されてはいません。
そして、別の勤め先を探したくとも、戦乱が長かったこの国では日本より難しいのです。
また、この事業に反対する人へモザンビーク政府は、脅しをかけています。
従わざるをえない状況になっています。
その上、海外の市民団体などへの対抗策を、日本政府側が用意し資金を提供しています。
これらのことを、もっと詳しく知りたければ……
NGO日本国際ボランティアセンターの記事が、もっとも現場に近いと思いました。
https://www.ngo-jvc.net/jp/projects/southafrica-report/2017/11/20171110-mozambique.html
ハーバー・ビジネス・オンラインの記事は、まとめられていてわかりやすいと思います。
https://hbol.jp/157022
日本のODAが何をもたらしているのか?
新自由主義経済の導入は何をもたらすのか?を知りたいなら……
岩波新書の「新・現代アフリカ入門」がわかりやすいと思います。
こちらの本、アマゾンなどで低い評価をしているレビューは、意図が見え透きました。
何故なら、アフリカの現代史を知らない人が書いているのが、丸分かりだったのです。
現代アフリカ史において「南北問題」や「南南問題」は、避けて通れない問題です。
そうしたレビューがみられる点で、いかにこの本が核心をついているのかもわかります。
プロサバンナ事業などの推進派にとって、書かれている内容が正しくあっては困る。
そういうことなのでしょう。
私たちは、こうして黒い社会に生きている。
そう知らしめるのが、アフリカの問題なのです。

プロサバンナ事業と中国の影響力

はあ、温泉へいきたい。

今日はちょっと体調がよくないから、家でゴロゴロしていました。

みかんを切らしているから、買いへいきたかったのに。

明日には買いにいくぞ~!

ということで、前回のつづきを書きます。

まずですね、これって実は「右派」な人ほど、考えないといけないのです。

中国や韓国に負けない!と思う人ほど、本当なら考えることなのです。

中国がお金をばらまき、世界中で影響力を高めていると聞いたことがあるでしょう。

だけど、どれだけ「敵」のことを知っているのでしょうか?

有名な兵法に「敵を知り、己を知れば」というのがあります。

では、中国のお金のばらまきについて、何を知っているのでしょうか?

前回、日本はアフリカなどで大規模農業にとりくんでいると書きました。

これは「プロサバンナ事業」といって、モザンビークでおこなわれています。

サラッと書きますと、この事業はODA。政府開発援助です。

モザンビークの小農家の生活を良くしようとする理念が語られています。

ですが、この方式は時代遅れとなっているのです。

プロサバンナ事業はODAであるにもかかわらず、日本の企業を支援するものです。

民間の企業をまきこみ、安いコストで高い結果を生み出すことを狙っています。

ところが結果は、日本の投資家や企業による、土地の収奪へとなってしまいました。

モザンビークでは、土地の所有があいまいです。

農家はその土地で10年耕作をしていると、生きている間の「使用権」が認められる。

「所有権」ではないのです。

そのため、強引に奪っても法律的に問題がなかったのです。

ですから、小農家から土地を収奪することになってしまったのです。

大規模農業をするには、広い土地が必要。

投資家たちは政府によって買い上げられるのを見込んで行動しました。

その方が、農地を開発するよりも、容易に利益が得られるからです。

日本政府の税金は、こうして投資家や企業へと還元されていますけど……

とりあえず、そのことは置いておきます。

こうした自国の利益のために、経済援助を使うのは以前からありました。

日本のODAは批判され、一時だけ変わりましたけれども、今は戻っています。

税金を投入するのだから、自国の利益にならなくてはダメだ。

そういう意見が正しいのかは、議論から外し、中国の影響力を考えてみましょう。

まず前提として、アフリカへの自由化を知らないといけません。

1980年代に入り、アフリカ各国は軒並み経済危機をむかえます。

それを脱するために、IMF(国際通貨基金)から援助を受けました。

IMFから援助の条件は、民営化をすすめ、国民負担を減らすことや。

貿易の自由化をすすめ、市場を活性化することでした。

そうしたことで何がおきたのかが重要です。

IMFの条件を受け入れた国は、発展が止まってしまったのです。

貧弱な産業での自由化は、海外と競争すらなりませんでした。

民営化は給与水準を下がる結果となり、貧困ラインを押し上げました。

経済危機を招いた、第一次産業に頼る経済体質は変わっていません。

IMFが援助をする時にいったことは、何一つ実現されなかったのです。

そのため、アフリカ各国ではIMFに懐疑的です。

経済援助の名の元に、自国の利益を追求していたとみなされています。

IMFは援助するとき、内政まで干渉したのも良くなかったのでしょう。

植民地時代を経験しているアフリカ各国は、内政干渉にひどく警戒的です。

日本の経済援助も、内政干渉をふくむことは見逃すべきではありません。

では中国が何をしているのかというと、これは経済援助なのです。

日本や欧米と違うのは二点。

中国は、その国がほしいものを援助します。

建設物がほしいなら建設物。お金がほしいならお金を援助しています。

その代わり、中国がほしいものを要求するのです。いわばビジネスライクな援助です。

もう一点が重要で、中国は内政に干渉しないのです。

そのため、日本や欧米の援助よりも、中国のほうを選ぶ国がほとんどなのです。

これはアフリカだけではありません。東南アジア各国でもそうなっています。

恐らく中国は、日本や欧米の方法を研究し、その対策を練っていたのでしょう。

では敵として中国をみた場合、今まで通りの経済援助をとっているのは、どうでしょう。

台湾はアフリカ各国に、農業の援助を通じて影響力を高めていました。

ところが中国が影響力を高めた今、台湾を国として承認しているのは激減しています。

以前は15か国承認していましたが、今はエスワティニ王国一つだけとなっています。

ここまで中国の影響力は高まっています。

今まで通り変わらずにいて良いのでしょうか? そうではないはずです。

私が日本は遅れているというのは、こうした現実があるからです。

「今の」自由主義への抵抗感も……

こうして世界各国で「民衆の生活」が悪化したのを知っているからです。

敵を知り、己を知る。

それは容易に報道されていることではなく、こうした現実のことだと私は思うのです。
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みかんゼリー

Author:みかんゼリー
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