DEATH NOTE を読んで

人の心を・・・ 哀しみを感じる心を知るものなら・・・

前の会社でのこと。

年齢が近い女性社員から、こんなこと言われたの。

周りがみんなバカに見えるんでしょ! てね。

うん、そう。だって世の中のほぼ全ての人より、勝っていると思っているもん。

美しさが。史上三大美少女だもん、当然よね。ごめんなさい、美少女過ぎて。

痛い、痛い。往復ビンタはやめてよ。もうすでに正気でないのだから。

何だろうな、こうした方が効率的では? と言っただけなのよね。

こんな時、非難されるのは、私みたいな方。高学歴の人間は、こうだとかでさ。

人の気持ちが分かっていないだの、何だの言われてね。

でも思うのよね。だったら、高学歴でない人て、よっぽど通じているのかな?

人の感情について。

DEATH NOTEは、週刊少年ジャンプに連載していたマンガ。

名前を書くと人を死なせることが出来る、死神のノートを手にした男の子が

それを使って、世の中を変えようとする物語。

このお話しは、こんなこと書くと怒る人がいると思うけど、その・・・

1話目だけで、ラストが読めてしまった。

主人公を追い詰める役の、探偵がいるのだけど、その人が出た次の話で

あ、この人は負ける。と分かってしまって、え~ 追い詰め役が引き継がれるとか

えっと、キャラの性格まで、読めてしまって、その・・・

1巻で、大筋の展開が読める作品だったの。

以前、週刊少年ジャンプの作品の特徴を書いたことがあるけれど

この雑誌は、商業施設に置かれる作品作りを目指しているの。

それには、大勢の人に受け入られる内容。

つまりは、社会的に問題だあ~ と言われる作品はダメなの。

DEATH NOTEで批判されるのは、これはテロリズムを良いこととしている作品だ

なんて的外れでも言われている点。

主人公は、犯罪を減らすのが目的なのよね。でも、そう批判されるのは予想出来るの。

死神のノートで人をやっちゃって、それを実現しようとするのだもの。

週刊少年ジャンプの作品作りから、この主人公の行いを良いとするわけがないのよ。

だから、最終的に主人公は惨めに敗れさせて、その批判を回避させる方向にする。

マンガでも小説でも、ドラマでも映画でも、日本の作品では

頭の良いキャラ = 感情よりも理性で動くキャラ としがち。

頭の良さの優劣は、どれだけ感情より理性を優先させているかで表現。

DEATH NOTEで主人公を追い詰めるキャラは

2話目の時点で、主人公よりも優秀さをアピールしたエピソードを持たせてしまった。

つまり、主人公よりも感情がないキャラとして描かれるし

物語的に、主人公よりも能力があるキャラの勝利で終わるのは

平凡で面白くない。だから、このキャラは負ける展開になる。

では、どう言ったキャラが追い詰めることになるのか。

それは、主人公よりも劣っているキャラ。

不完全な理性を持ち、より感情的なキャラが追い詰める役になるはず。

私は、理性的な人格と、感情的な人格の、二重人格者が出るのかな? と予想。

結果は、理性的なキャラと、感情的なキャラの、二人で追い詰めていったのだけどね。

とまあ、こんな感じの予想をしていたの。結果は・・・

何だろうな、これがロジカルシンキング、と言っておく。

それだけこの作品が、論理的に破綻していない、と言えるのかな。

論理的風に描いているのに、トンデモ展開をしちゃうのが多いから、良い作品だと思う。

多分、作者や編集部は意図していたわけでないと思う面があって。

結果的に、主人公を惨めに終わらせるために、小者感を演出しているのよね。

それは、些細なことでイラとしたり、負けず嫌いだったり、感情的であるとアピール。

私は、この点が人気になった要素だと思う。

読み手は、人らしくないキャラには、引き込まれたりしないから。

日本には、頭の良いのをダメ扱いする、変な風潮があって

そのせいなのか、物語で頭の良いキャラは、非人間的なのが多い。

非人間的、つまり、人らしい感情でない、内面が空っぽなキャラクター。

そうでない「普通の」感情なキャラクターは、何故か頭が良くないと描かれがち。

だけど言いたい。論理的思考が鍛えられても

感情をコントロールするのは、また別の技術だって。

脳に障害でもない限り、世間から頭が良いと言われる人であっても

感じる心は、誰でも同じものを持っているの。どこかで聞いたことない?

私がガンダムUCのバナージ君を大好きなのも分かるでしょ? ショタコンでないもん。

※作中、感じる心 と何度か言います。

何故なら、感情は本能。

外からの刺激に対しての、自然な反応。

要は、頭が良くても、感情的であったり、愛情深かったり、慈しみに溢れていたり

色んな人格のバリエーションが実世界では存在しているの。

持ち合わせていないかのように、人の気持ちが分からない、なんてことはあり得ない。

でもさ多くの人は、頭が良い人よりも他人への共感力が高い、みたいに言うのよね。

同じ目線だから、人の気持ちが分かる的にさ。でも、それってホントなのかな?

人の気持ちなんて考えてもいない人は、今てどうなの?

それにそうだったら、ガンダムではみんなニュータイプに目覚めていると思うけどな。

※作中、ニュータイプとは共感力の延長線として描かれています。

日本では、頭が良ければ良いほど、本能を持ち合わせていないかのように描いてしまう。

それって、魅力的でないキャラになってしまっていると思う。

受け入れない風潮も悪いと思う。けど、描き手も分かっていない人が多いような・・・

頭が良くっても、天才であっても、感じる心は止められない、てね。

ガンダム! 私に力を貸して! ※ガンダムUCを観て下さい。

頭の良いキャラには、まだまだ未開発な面白さがあると思うけどな。
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PSYCHO-PASS を読んで

インターネットの普及によって、私の特技が一つ消えた。

ホットケーキを、パッケージの如くふっくら焼き上げる特技。

学生の頃は、友達たちに驚かれたな~

厚さ2cmくらいまで、フライパンでふくらませるから。

嘘! て大興奮されて、冬になると度々焼いていた。

でも今て、インターネットでコツが載っているのよね。

そのせいか、姪っ子甥っ子に見せても、驚かないのよね。

あの子も、そうかもな・・・

PSYCHO-PASSは、元々アニメだった作品のマンガバージョン。

私はアニメの方は未視聴なのだけど、内容はほぼ同じらしいの。

物語は、人の心理状態が測定出来るようになった、22世紀の日本が舞台。

特に犯罪に関する心理状態は、街のあちこちで監視されていて

高くなり過ぎると、潜在犯として逮捕されるので

なかなか平和な社会を築いているの。

主人公は、あらゆる官公庁の職業に高い適正を持ちながら

潜在犯を取り締まる監視官の職に就いた新人女性。

潜在犯でありながら、協力することで一時の自由を与えられる人たち

執行官を使って、犯人を追い詰めるお話し。

これはとても危険な職業で、犯人を逮捕するには、その心理を理解することだから

つまり、自分たちも潜在犯になってしまう恐れがあるの。

そのため、実際に犯人の行動を予測したり、取り押さえたりする役目を別にしているの。

それが執行官たちなのよ。

少し前の作品なのだけど、多分、今だとヒットしないと思う。

マンガでも小説でも、近未来の日本を描いた作品は、少なくなって来ているのよね。

それはこの手のSFは、多くの人がどんな未来になるのか思っていることを

正確に掴む必要があるから。

それを外すと、薄い作品とみなされてしまうのよね。

PSYCHO-PASSは、明るく発展している未来を描いているの。

多くの人が、将来に悲観的なのに受け入れられたのは

物語の格子が、管理された社会は、果たして幸福な社会なのか?

と言う、SFではお馴染みのディストピアもので、暗い要素を描いていたからなの。

つまり近未来日本は、暗めなことを描かないと、受け入れられないと言うこと・・・

昨今は、明るめな作品が好まれるのに、この弱点。それでは描く幅が狭いから・・・

SF作品を描きたい! と思う人がいても、この縛り。当分、SFは流行らないかもな・・・

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給食の時間 を読んで

私ほど理知的な人間はいないと言われている昨今。

え? そんなこと言われていない、ですって?

うん、そうだけどさ。

可愛い~ と言われているけどね、うふ♡

・・・言われてみたいよ、そんなこと。

まあ私でも、思い出補正で作品を評価したくなったりするの。

それが、給食の時間てマンガ本。

今でこそ、マンガ本をわんさかと読んでいる私。

実は、ピー(自主規制)歳までそんなに読んだことがなかったの。

活字ばっかりの専門書を読んでいる、嫌なインテリ女て感じかな?

だって、マンガ本を読まなかったのは、ピーしていたからだもん。

10年ちょっと前くらいに、色々とあって、気晴らしと言うのか、気紛れかな~

マンガコーナーにぷらと行って、絵が綺麗、て理由だけで買ったのよね。

結果は・・・ 御覧の通り。すっかりはまっています。

自分が中高生頃のを、ブックオフとかで探して読んだりもしたけど

その頃のだったら、こんなにはまらなかったかも、と思っていたの。

給食の時間は、私がマンガ本に、はまりだした頃の作品。

いじめや、その後の母親の対応で、味覚障害になった小学生の女の子が

田舎の学校給食で、自分を取り戻して行く物語。

おばあちゃんの家に預けられるのだけど、そこに男の人が下宿人でいるの。

20代後半くらいでね、この男の人は完食率9割以上の、カリスマ栄養士。

女の子が通うことになった小学校の、給食のおじさんなの。

この男の人も、奥さんを亡くしたことから、味覚障害になった過去があって

田舎の学校給食に関わっていくことなどで、救われていたの。

そんな辛い過去があるから、物静かな大人な接し方で女の子に関わっていくのよ。

そんなことされたら、いくら小学生だからって、ラブになっちゃうでしょ?

でも、男の人の娘とかが出て来たり、奥さんとの思い出が出て来たり

もちろん、年齢の差があるから、淡い恋模様で描かれていくのよ。

一番は、この女の子の成長が描かれているのだけどね。

この作者さんは、ゆめ色クッキングを描いた人なの。

1980年代の作品なのだけど、影響を受けて、お菓子作りを始めたて人いるみたいね。

私では、読んでみると、う~ん今一、とか思ってしまうの。

ただ、この作者さん、くりた陸さんの作品は、どれも優しさに溢れているのよね。

当時、読んでいたら、どんな気持ちだったのでしょう?

くりた陸さんは、今年の7月に亡くられました。

長い闘病生活の途中で、給食の時間は描かれていたのですね。

それを知ってから読み返すと、とても切ない気持ちになりました。

この作品、私は客観的に評価出来ない物になってしまいました・・・

夜鳴きのシィレエヌ(1)(2) を読んで

今日ね、レンタルビデオ屋さんに行った。

スーパーナチュラル シーズン12、残っていたの一つだけだった。

新作で一泊260円もするのに借りれて、羨ましいだなんて思っていないから。

私より先に全話見ている人がいるんだ~ なんて妬んでいないから。

ボックスレンタル(安く借りれます)は、いつからかな~ なんて

食い入るように見ていないから!

羨ましいよ~

う~ こんなに人気があるなんて、思っていなかった。

だってさ、前のシーズン11は、ここまででなかったのよ。

それは自分の好きな作品が、認められるのは嬉しいけどさ。

夜鳴きのシィレエヌも、認められても良いのにな、と思っているけどさ。

このマンガは、歌で精霊を使役する、シィレエヌと呼ばれる子たちの物語。

中世風の世界が舞台のファンタジー物。

シィレエヌと呼ばれる子たちは、精霊の上位種族で

人に紛れて生まれて来る存在。だから、忌み嫌われていたりするの。

そのために、自分たちの存在価値をアピールしないといけなくって

戦争など、色々な依頼に応じている組織があるの。それが夜鳴きのシィレエヌ。

物語に出て来る子たちは、この組織に所属していて

シィレエヌとして生まれたことから、父親からいない者として扱われたマドラス。

母親から自分の子として見られていないハイネ。

ストリートチルドレンとして生きて来たミラン。

この三人の監督官、夜烏。

このグループを中心として、物語は語られているの。

ハイネやミランは本名でなく、組織から与えられたコードネーム。

マドラスも組織に入ったことで、ウルラのコードネームを与えられるの。

1,2巻では、ペット探しとか、貴族の暇つぶし相手とか、ほんわかした依頼が続いて

でもコードネームなど、あちらこちらで、ほの暗さと背中合わせなのを感じさせるのよ。

その内、そんな依頼とかが来るのかな~

この作品で注目する点の一つに、ストーリーの作り方があるの。

読み手を物語に引き込む手法として、答えは先に散りばめて置く、のがあって

後になって出て来る事柄は、前もって読み手に説明しておくか、暗示させておく

こうすることで、答えが出た時に、嘘っぽさを感じさせるのを防ぐ。

要は伏線の張り方なのだけどね。

作者は、答えを先に見せるのは作品をつまらなくすること、と勘違いし易いの。

唐突に出て来る事柄は、読み手を物語から現実に戻してしまう危険があるのだけどね。

え? 何それ? と考えさせてしまうと、頭が物語の世界から出てしまうのよ。

読み手には、最後まで没頭させるのが良い物語。

夜鳴きのシィレエヌを読むと、話の終わりから逆算してストーリーを作っていて

伏線を張る→回収 伏線を張る→回収 を繰り返して、唐突感が出るのを防いでいるの。

はっきりと伏線だと分かること以外に、多くのコマでさり気なく張られていて

何か起きても、実は事前に暗示されていて、読み手は

スッとそのまま物語の中に留まり易いのよね。

もう少し、伏線を張ることを説明すると

心理トリックの一つに、人て視界の中に入った物を無意識下に留めておくので

質問の答えを、さり気なくチラと見せておくと、多くの人がそれを選ぶのがあって

アナタが選んだのは、これですか? て当てられるのは、これを利用しているのよね。

物語の読み手は、常に先を予想してページをめくるのだけど

自分が予想していたことが起きると、脳内に快楽物質が出て来るの。

つまり、さり気なく答えを散りばめておくと、読み手の無意識下でそう予想させて

いざ答えを物語で見せた時、心地良い気分にさせることが出来るわけ。

それは物語を読み進めさせるのに、大きな原動力になるの。

いざ、そうしようとしてみると、中々大変なのだけどね。

絵が綺麗なのも魅力の一つ。

帯とかは、すごく暗い内容みたいに煽るけど

明るく、クスクスと笑わせてくれる話が多いです。
(私は貴族の暇つぶしにウルラが駆り出される、第5話が好きです)

見掛けたら、是非読んで下さい。

とある結婚 を読んで

ついに分かってしまった・・・

まあ私が、超可愛い美少女なのは当たり前のことだけどね。

え? 何を言っているのだって? そうよね、これはいけないわね。

超可愛い美少女だなんてね、おつむの程度が知れてしまうものね。

私はスーパー・プリティなハイティーン~♪ 痛い~ 叩かないで、頭は。

これ以上劣化したら、手に負えなくなるからね。

まあ最近、ようやく分かって来たの。ボーイズラブ物のどこが良いのか、て。

レズ物やショタ物は、可愛い「者」に溢れているのでとっつきやすいかったのよね。

でもボーイズラブ物は、良く分かんなかった。それが最近、気が付いたのよ。

う~ん、何て言うのか、中身は女の人なのよ。本質的には、レズ物と同じなの。

ただ外身が、男の人になって、性格もそれに合わせているだけで。

そうは言っても、私自身が面白いと感じているわけでないの。

どんな感じなのか分かっただけ。百合物の方が面白いと思うし。

とある結婚は、レズビアン・カップルの結婚を描いた百合マンガ。

高校の時、日本で出会った二人。

アメリカ人のアンナ、日本人の早紀。

12年後、二人はアメリカで一緒に暮らしていた・・・

これを読むと、アメリカは何でも開かれているわけではないと、改めて気付かされるの。

キリスト教などが深く入り込んでいるのもあって、アメリカて場合によっては

日本よりも、古い価値観を重んじている国なのよね。

それを頭に入れて置かないと、この物語は良く分からなくなるかも?

性的少数者のことを内心で良く思っていない人は、意外と多いのよ。

物語は、二人が住んでいるカリフォニア州で、同姓婚が認められた所から始まり

アンナが早紀にプロポーズしたことから、色んなことが起き始めるの。

正社員になれそうだったのに、同性愛者だと上司に知られて、解雇される早紀。

親にも言えない、周りに理解されない。同性愛への周囲の視線に悩まされ

嬉しいはずのプロポーズを、素直に受け入れられない。

アンナにも、厳格なクリスチャンである父との確執や

同性愛をいけないことと考えてしまう自分がいて・・・

ピザが切れるのもあって、日本に帰ることを決める早紀。

このまま二人は離れてしまうのか?

作者は、カリフォニア州在住の人。

読んでいると、外国と言っても、言葉が違うだけで

住んでいる人の感じることは、どの国でも変わりないと思えるのも魅力の一つ。

アンナと早紀、二人の揺れる心が良く描かれていて、お薦めです。
プロフィール

みかんゼリー

Author:みかんゼリー
玉葱をむくことは、人生に似ていません?
むいても、むいても、きりなく
涙は出て来るから

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